• 4/17 2026年度ページを公開しました

    4/17 2026年度ページを公開しました

  • 信頼されるビジネスを行うため、電池ビジネスを成熟させていくため

    正しく電池の安全性と信頼性を理解し、利用していく

    蓄電システム診断利用ネットワーク・アライアンス

  • 蓄電システム診断利用ネットワーク・アライアンスが目指すもの

    大阪科学技術センターでは、1992 年に「アドバンスト・バッテリー技術研究会」を設置し、産学官連携のもと、新型二次電池の研究開発に長期的な視点で貢献してまいりました。

    その活動は、国内外の先進的な研究者・技術者間の情報交換と共同研究を促進し、日本の電池技術の発展に不可欠な役割を担ってきたと自負しております。また、リチウムイオン電池に代表される二次電池は、モバイル機器から電気自動車、さらには定置用蓄電池に至るまで、現代社会のエネルギーインフラを支える基幹技術へと成長しました。

    しかし、近年、グローバルな電池産業の勢力図は大きく変化しています。特に中国企業の台頭は目覚ましく、国を挙げた経済施策による圧倒的な生産能力とコスト競争力を背景に世界市場でのシェアを急速に拡大しており、日本産業は厳しい競争に直面しています。

    このような状況で、日本が電池産業における競争力を維持・発展させるためには、新規の電池開発や量的な生産拡大だけに留まらない、新たな価値創造の視点を持つことが喫緊の課題です。そこで私たちが注目しているのが、「蓄電池市場の循環経済への移行」です。

    BEV・PHEV の普及に伴い、これらEV で使用された蓄電池をリユースする動きが加速し、市場規模が急速に拡大することが予測されています。一方、電力取引市場での蓄電システムの活用が本格化することや、再生可能エネルギーの急増と出力抑制を背景とした電力系統の需給バランスを改善する系統・再エネ併設分野の成長も見込まれています。さらには、近年、エネルギー価格の上昇や電力需給のひっ迫に加え、導入補助政策の整備によって、電力の自家消費や需給調整力電源としての蓄電池および蓄電システムの需要が高まり、蓄電池産業は拡大しています。

    ところが、実際にはリユースバッテリーの性能評価、特に残存寿命の評価については、様々な手法が用いらており、統一化されていないことから、さらなる議論の余地があります。これにより、信頼性や安全性を総合的に評価し、残存価値を測るための業界共通の仕組みを確立する機会が生まれています。このため、蓄電池の効率的なカスケードリユース(多段階利用)については、今はまだ限定的ながらも、今後大きな発展の可能性を秘めています。

    こうしたリユースバッテリー取引において、リユース用途での要求事項を勘案した電池診断技術の活用ノウハウやハウツーが共有され、環境が整備されれば、バッテリーの残存価値が明確になり、適正に評価されることで、市場の透明性と信頼性が向上し、二次流通の活性化によって、カスケードリユース市場への健全な供給が促されます。

    また、多様な診断技術と活用方法が体系化され、共通認識が進むことで、市場全体のイノベーションが加速し、市場の拡大とともに、専門的な診断サービスへの需要も大きく拡大することが期待されます。

  • 目的

    こうした背景から、蓄電システム診断技術・サービス提供者やそれらの利用に関心を持つ関係者等の多分野のステークホルダーが一堂に集まり、情報共有、相互理解、問題解決、アイデアの創出、ネットワークの拡大などが必要と考えています。
    そこで、関係するメーカーからユーザーまで、上流〜下流工程に対応する業界の企業・機関が集まり、実務レベルでの信頼性の高い蓄電池の診断や寿命予測、利用の知見を集積する場、業界横断的な共有共通の認識の場、パートナー探索の場として、蓄電池の診断・利用に特化したアライアンスを設立し推進します。

  • 体制

    座長    辰巳国昭氏((一財)電気安全環境研究所 顧問、前 (国研)産業技術総合研究所 関西センター所長)

    副座長   内本喜晴氏(京都大学大学院 人間・環境学研究科 人間・環境学専攻 教授)

    ※2026年度参加企業(2026.6.16時点)

    <幹事>
    エナックス㈱

    大阪ガス㈱
    ㈱日新
    ヌヴォトン テクノロジージャパン㈱

    <会員>
    旭化成㈱
    ㈱大阪ソーダ
    関西電力㈱
    ㈱クラフティア
    郷商事㈱
    (一財)資源循環プロバイダ
    損害保険ジャパン㈱
    ㈱電知
    東京電力ホールディングス㈱

    ㈱東芝
    東工業㈱
    電機㈱
    ネク
    ティシステムデザイン㈱
    ㈱日立
    イテク
    マイクロ
    ビークル・ラボ㈱
    三菱電機㈱

    横河電機㈱
    ロードカー

    2026年度 オブザーバー(2026.6.16時点、依頼中の機関も含む)

    経済産業省

    近畿経済産業局

    (国研)産業技術総合研究所

    (国研)新エネルギー・産業技術総合開発機構

    (独)製品評価技術基盤機構

    (地独)大阪産業技術研究所

    (一財)電気安全環境研究所(予定)

    (一財)電力中央研究所

    (一財)日本自動車研究所

    (一社)電池工業会

    (一社)電池サプライチェーン協議会

    事務局   (一財)大阪科学技術センター
    協力   (公社)関西経済連合会

  • 事務局体制

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    座長 (一財)電気安全環境研究所 顧問 辰巳国昭氏

    本アライアンスの代表として、運営全体の総括および活動方針の策定を担います。

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    副座長 京都大学 人間・環境学研究科 人間・環境学専攻 教授 内本喜晴氏

    学術的知見に基づき、電池診断技術や評価基準の高度化に向けた技術監修を行います。

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    事務局 (一財)大阪科学技術センター OSTEC

    本アライアンスの運営母体として、活動全体の進捗管理、会員間の連携促進、および会合などの企画・運営を担います。産学官のネットワークを活かし、プロジェクト化においても円滑な遂行を支援します。

  • 活動内容

    年間5回の会合、別途分科会を計画しています。

    基本構成:「全体講演+テーマ別パネルセッション」

    オンラインも併用します

    ※具体的な内容は今後、参加者からのアンケートを元に幹事会で検討します

    ※見学会以外の会場は、大阪科学技術センタービルになります

    <第1回>  8月

     キックオフ、年間パネルセッション説明

      講演:国や業界の動向

       講演① 経済産業省電池産業課「蓄電池・電源産業戦略」(依頼中)
       講演② 製品評価技術基盤機構「蓄電池システム安全ガイドライン」(依頼中)
     ・パネルセッション
      テーマ「リユース電池の診断内容の深掘りとユーザーニーズの摺り合わせ」
     ・まとめ

      セッションで話された「結論・未解決点」を全体で共有
     ・交流会

    <第2回>  10月

      講演:事故・トラブル・リスク事例 国内編

     ・パネルセッション(仮)
      テーマ「評価・診断サービスとユーザー視点から見た基準(閾値)の議論」
     ・まとめ
      セッションで話された「結論・未解決点」を全体で共有
     ・交流会

    <第3回> 11月 見学会
     ・安全・発火体感、診断技術、蓄電池製造
      エナックス(株)米沢事業所 開発センター他

    <第4回> 12月 

     ・蓄電池関連の輸送や設置時に必要となる法令等
     ・パネルセッション(仮)
      テーマ「安全性の確保と実務プロトコル(法令・現場の環境整備・人材育成)」
     ・まとめ
      セッションで話された「結論・未解決点」を全体で共有
     ・交流会

    <第5回> 2月

       座長講演

       パネルセッション

       年間の成果発表、次年度計画

    分科会

    現在、より充実した活動すべく、特定のテーマに焦点を絞った分科会の準備を進めています。

    具体的な内容や募集要項等については、上半期中にはご案内させていただきます。

    なお、分科会活動は会費制(参加費別途)での運用を計画しております。

  • 会費、参加費

    会員への入会資格は、 日本の製造業、流通業、サービス業において、蓄電に関連する事業を展開および構想されている法人の方を対象としています。

    幹事会員

    各種活動や分科会に関する企画立案を行う幹事会へ参画等

    100万円  ※5社程度を想定

    一般会員

    聴講と意見交換のみ

    15万円、OSTEC賛助会員10万円

     ※いずれも消費税込みとなります。

     ※OSTECウェブサイトに賛助会員一覧が掲載されていますので、該当するかわからない場合はご確認ください。

     ※原則、会員企業に所属であれば、1社何名でも参加可能。

     ※毎回立食交流会あり。交流会は無料。

    特別会員

    無料 ただし、見学会には参加いただけません

    蓄電システムに関連する研究開発や産業支援をされている主に自治体行政・公的機関の方を対象としています。

    いまだけの入会特典

    2025年度の活動内容や調査事項をまとめた書誌を1冊プレゼントします。  概要版

  • 検討いただいている皆様へ

    電池の診断や利用について学ぶと聞くと難しそうに感じるかもしれませんが、専門家を目指すような深い知識を学ぶ場ではありません。例えば、なぜ電池は発火することがあるのか、どうすれば安全に扱えるのか、電池の寿命と安全をどう把握できるのかなど、信頼されるビジネスを行う上で、役立つ知識がたくさんあります。

    少し立ち止まって、電池の基本的な仕組みや、安全に使うための注意点や問題点、そしてトラブル事例などについて、一緒に学んでみませんか?私たちは次のようなニーズを持つ電池の利用や評価に関わる企業、団体の皆様に本懇話会への参加を期待しています。

    懇話会に参画することで、下記のメリットを享受することができます。

    ◼ 社会的に重要性が増し、事業領域や流通量が拡幅・拡大する蓄電システムについて、鍵となる蓄電池の診断や寿命予測、それらに基づく蓄電システム利用に関する技術、市場、政策等の先進事例や情報を業界横断的に収集できる。

    ◼ 蓄電システムの診断・利用に特化することで、各機関各様の取り組みを共通・公平な視点で深く議論でき、ユーザーにとっても適切な手法を選定する場になる。

    ◼ 交流会などを通じて、人的ネットワークの拡幅や業界での水面下の情報を得る機会をもつことができ、パートナー探索に加え、新たな取り組みやコラボのきっかけづくりや起点となる。

    ◼ 蓄電システムの診断・利用に関する標準や規格などの有用な情報や方向性を先取りすることができる。

    蓄電池導入前の性能評価について知見を得たい

    工場で電力ピークカットのために産業用蓄電池の導入を検討している。複数のメーカーから提案を受けているが、それぞれの蓄電池の容量、出力、寿命性能、安全性に関するデータが異なっており、どれが自社のニーズに最適か判断できない。

    業種:製造業全般、商業施設、公共施設など

    蓄電池の日常的な運用管理の知見を得たい

    住宅向けに太陽光発電設備と連携して家庭用蓄電池を運用している。最近、蓄電容量が以前より低下しているように感じるが、具体的な原因や対策がわからない。

    業種:住宅メーカー、工務店、リフォーム工事など

    リユースバッテリーの取引・再利用の知見を得たい

    電気自動車のバッテリー交換を行っている。取り外した中古バッテリーはまだ十分な残存容量があると考えられるが、その価値をどのように評価し、二次利用に活用すれば良いかわからない。

    業種:自動車販売店、中古車販売店、整備工場、電力会社、発電事業者、リサイクル事業者など

    蓄電池の安全性評価の知見を得たい

    ある企業が開発した新型の蓄電池システムを使用するにおいて、過充電や過放電、短絡などの異常条件下での安全性を検証する必要がある。

    業種:システムインテグレータ、商社、保険会社、認証機関など

    電池ユーザーの課題をもっと知りたい

    新しい評価技術を開発したが、どのような産業や用途の顧客が、その技術にどのような期待や課題を持っているのかが不明瞭。既存のサービスが、顧客が本当に求めている深い課題を解決できていない可能性がある。
    種:AI・データ分析・センシング企業、電池評価企業、コンサルティングファーム、調査会社など

    電池を活用したビジネスモデルを検討、事業パートナーを探している

    太陽光発電の余剰電力を活用した地域マイクログリッド事業を構想しているが、最適な蓄電池システム選定に関する知見が不足している。また、蓄電池の日常的な運用管理や、将来的なリサイクル・再利用を見据えたシステム設計のノウハウがなく、事業化に向けて技術パートナーや運用パートナーを探している。

    業種:新電力、自治体、建設会社、不動産、農業法人、ファンドなど